
森山大道写真展
北海道〈最終章〉
会場 | 札幌芸術の森美術館 〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75 |
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休館日 | 月曜および3/22(火) ※3/21(月)、5/2(月)は開館 |
開館時間 | 9:45-17:00(入館は16:30) |
観覧料 | 一般700(560)円 高校・大学生350(280)円 小・中学生150(120)円 ※上記の展覧会に使用済みの本券をお持ちいただくと()内の割引料金でご観覧いただけます。 |
「序章」、「第2章/展開」を経た「北海道」シリーズの集大成。約350点を一堂に展示。
1963年にフリーの写真家としてデビューし、「アレ、ブレ、ボケ」と形容される独自の表現で日本の写真界に大きなインパクトを与えた森山大道。『写真よさようなら』(1972年)の発表後、長いスランプに陥った森山が「写真を撮る日々をとり戻す」ために青函連絡船で北海道へ渡ったのは、1978年の初夏のことでした。札幌を拠点に道内各地を旅し、ひたすらにシャッターを切り続けた3ヶ月間。しかし撮影された250本ものフィルムのほとんどは現像されることなく、長い眠りについていました。
本展では、それらの膨大なフィルムの中から選び出されたモノクロ写真と、新たに北海道各地で撮影されたカラー写真合わせて約350点を一堂に展示。2009年から北海道各地を巡回してきた「序章」、「第2章/展開」を経た「北海道」シリーズの集大成として、迫力の展示空間を構成します。森山が一瞬ごとに切り取った「北海道」の断片。その膨大な「記録」があなたの「記憶」を呼び起こします。
森山大道 Daido Moriyama
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て63年フリーのカメラマンとなる。67年 日本写真批評家協会賞新人賞を受賞。68年 写真集「にっぽん劇場写真帖」、72年 写真集「写真よさようなら」、82年 写真集「光と影」、93年 写真集「Daido hysteric」、08年 写真集「北海道」など代表作多数。海外ではサンフランシスコ近代美術館、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、カルティエ財団現代美術館(パリ)などで個展開催。国内では島根県立美術館、釧路芸術館、東京都写真美術館などで個展を開催。07年よりヨーロッパ各地を巡回する「森山大道回顧展 1965 – 現在」展を開催。「森山大道写真展〈北海道―序章〉」を札幌はじめ道内各地で開催。写真集「NORTHERN」発表。写真集「北海道」が写真の会賞を受賞。10年「森山大道写真展〈北海道―第2章/展開〉」を東川文化ギャラリー、札幌宮の森美術館、小樽運河プラザ、市立小樽文学館、札幌パルコで開催。写真集「NORTHERN 2」発表。2011年には国立国際美術館(大阪)で大規模な展覧会予定されている。